魚類  
   ホシザメ
 Mustelus manazo Bleeker, 18541
 
日本近海では北海道以南に分布。体表にみられる白い星状の斑紋が特徴。写真の個体は2023年2月1日に羽田空港D滑走路周辺で採捕。
   ドチザメ
 Triakis scyllium Müller and Henle,1841
 
日本近海の浅瀬に生息。内湾の砂地や藻場でみられる。夜間に小魚などを捕食する。写真の個体は2021年12月14日に羽田空港D滑走路の周辺で採捕(TL 31.6cm、BW 166g)。
   エイラクブカ
 Hemitriakis japanica(Müller and Henle,1841))
 
千葉県から鹿児島県の沿岸から水深100m付近に生息。甲殻類や小魚などをエサにする。岩場や砂場でじっとしていることが多い。写真の個体は2022年10月4日に羽田空港D滑走路の北側で採捕(TL 26.3cm、BW 57g)。
   アカエイ
  Hemitrygon akajei (Bürger 1841)
 
北海道南部から東南アジアまで沿岸域の浅い海の砂泥底に生息する。肉食性で、底生生物を幅広く捕食し、アサリ等の漁場では食害が問題となる。春から夏にかけて、浅海で5~10匹の稚魚を産む。煮付け等にして食べるが、市場にはあまり出回らない。尾に毒性の強い毒棘があり危険。写真の個体は2022年11月11日に羽田空港のC滑走路周辺で採捕
   カライワシ
Elops hawaiensis Regan,1909
 近年東京湾でみられるようになった魚。写真の個体は2023年10月3日ゲートブリッジ沖の刺網調査で辰宝丸(鈴木忠之さん)が採捕したもの。karaiwasikaiwari.pdf (server-shared.com))
   アミウツボ
 Gymnothorax minor (Temminck and Schlegel, 1846)
 
千葉県外房~九州南岸の玄界灘から水深100m前後に生息。甲殻類や魚などを食べる。体の横帯は14~22本。写真の個体は2022年11月8日に羽田空港D滑走路の北側でアナゴ笯により採捕(TL 46.3cm、BW 152g)。
   マアナゴ
 Conger myriaster(Brevoort, 1856)
 
沿岸から内湾の水深100m以浅に生息し、夜行性で昼間は岩などの物陰に隠れ、夜になるとエサを求めて海底付近を這うように泳ぎ回る。小型なものはメソと呼ばれ重宝される。産卵場は沖ノ鳥島南方。写真の個体は2020年10月15日に羽田空港のD滑走路周辺で採捕
   サッパ
Sardinella zunasi (Bleeker, 1854)
 北海道以南の日本各地に分布。コノシロとよく似るが、背びれの軟条が伸びないことと、体表に黒い点がないことで区別できる。ママカリとも呼ばれ、おいしく食べられる。 写真の個体は2021年4月6日に羽田空港の北側で採捕(FL13cm)。
   カタボシイワシ
Sardinella aurita Valenciennes 1847
 近年東京湾でみられるようになった魚。写真の個体は2023年11月22日三枚洲沖の刺網調査で第5あみ貞丸(小島貞夫さん)が採捕したもの。(28.4.25kataboshiewashi.pdf (server-shared.com))
   カタクチイワシ
Engraulis japonica Temminck and Schlegel, 1846
 日本全域の沿岸に分布、産卵は春と秋、寿命は2~3年ほど。動植物プランクトンを食べる。背が黒くセグロイワシとも呼ばれる。水産物として多くは干物、煮干し、稚魚はしらす干しなど加工品になる。 写真の個体は2022年6月10日に多摩川河口で採捕。
   コノシロ
Konosirus punctatus (Temminck and Schlegel, 1846)
 東北地方南部以南の西太平洋、日本海南部等に分布。産卵期は春でプランクトン食性である。背中側は青緑色で腹側は銀白色をしており、生息域は、内湾や河口の汽水域に群れで生息する。若魚はコハダと呼ばれ、酢漬けにしたものが寿司種として珍重される。 写真の個体は2020年12月10日に羽田空港のC滑走路周辺で採捕(FL22.7cm,BW163g)。
   サクラマス
Oncorhynchus masou masou (Brevoort, 1856)
 ヤマメの稚魚のうち降海して海で成長したもの。東京湾では1950年代後半から姿が見えなくなったが、河川環境の改善により1990年代に入り復活した。味がよくサケ・マス類の中で最も高値で取引される。写真の個体は2023年4月2日に羽田空港の北側で採捕(FL 41.6cm、BW 1209g)http://tokyoto-naiwan.server-shared.com/sakuramasu2023.4.7.pdf
  スズキ
Lateolabrax japonicus (Cuvier, 1828)
 成長に伴い呼び名が変わる出世魚(セイゴ、フッコ等)暖かい季節には河川を遡上する個体もいる。ルアーフィッシングの対象魚としても人気が高い。写真の個体は2020年10月2日に羽田空港のD滑走路周辺で採捕
   サンゴタツ
Hippocampus mohniker Bleeker, 1854
 北海道以南の日本各地に分布。タツノオトシゴの仲間でアマモ場などで生活する。写真の個体は2022年3月15日に羽田空港の北側で採捕された。
   トウゴロウイワシ
Hypoatherina valenciennei (Bleeker,1853)
 北海道から九州の日本各地に分布。マイワシなどは目が異なりトウゴロウイワシ目。写真の個体は2022年8月25日に羽田空港のCラン東側で採捕
   サヨリ
Hyporhamphus sajori (Temminck and Schlegel, 1846)
 北海道から九州の日本各地に分布。下顎が長く生時には赤色。写真の個体は2022年5月10日に羽田空港の北側で採捕(FL 32.1cm、BW 92g)。
   セトミノカサゴ
Parapterois heterura (Bleeker, 1856)
 インド洋・西部太平洋に分布。日本では相模湾以南の水深40~300mの砂泥地に見られる。東京湾では、神奈川県三浦や千葉県館山湾などで採捕された標本があるが、東京湾奥では初記録。鰭の棘には毒があり危険。
R31.7.12setominokasago.pdf (server-shared.com)
    カサゴ
Sebastes thompsoni (Jordan and Hubbs, 1925)
 日本近海を含む太平洋西部の暖海域に分布し、沿岸の岩礁などに生息。体色は赤色~褐色地に不規則な形状の薄色斑が見られる。昼は物陰に潜み、夜になると餌を探して泳ぎ出す。食性は肉食で、甲殻類、小魚などを大きな口で捕食する。卵胎生。当協会で平成7年から毎年実施している放流種。写真の個体は2024年8月27日に羽田空港のDランで採捕
   ウスメバル
Sebastes thompsoni (Jordan and Hubbs, 1925)
 国内の太平洋側では北海道~相模湾の沿岸に分布する。本個体は羽田沖で桁網により採捕。usumebaru1.pdf (server-shared.com)
   クロメバル
Sebastes ventricosus Temminck and Schlegel,1843
 これまではメバルと称していたものが、クロメバル、アカメバル、シロメバルと3種に分けられた。本個体は羽田沖で刺網により採捕された。メバル3種の中では浅い岩礁域、藻場に生息する。写真の個体は2014年10月20日に採捕。
   シロメバル
Sebastes cheni Barsukov,1988
 これまではメバルと称していたものが、クロメバル、アカメバル、シロメバルと3種に分けられた。本個体は羽田沖で採捕されたもので、胸鰭の軟条数からシロメバルと査定した。メバル3種の中では内湾に多い。写真の個体は2021年2月19日に羽田空港の北側で採捕(TL26.8cm,BW330g)。
   オニオコゼ
Inimicus japonicus (Cuvier, 1829)
 青森県から九州南岸の太平洋側に分布。背鰭に毒がある。夜行性。写真の個体は2023年6月21日に羽田空港C滑走路で採捕(T.L. 16.7cm、BW 98.2g)
   ホウボウ
Chelidonichthys spinosus (McClelland, 1844)
 北海道南部以南から黄海、東シナ海、南シナ海まで分布。胸びれは半円形で大きく、翼のように水平方向に広がる。色は鮮やかな青緑色で、胸びれの一番下の軟条3対は赤く、遊離して太く発達しており、これを脚のように動かして海底を「歩く」ことができる。浮き袋を使ってグーグーと鳴く。写真の個体は2024年6月6日に羽田空港C滑走路周辺で採捕。
   テンジクダイ
Jaydia lineata (Temminck and Schlegel, 1843)
 
北海道噴火湾以南に分布。沿岸の浅い砂泥域に生息し、10~12本の縞模様がある。写真の個体は2023年6月21日に羽田空港C滑走路周辺で貝桁網で採捕(TL 7.3cm、BW 6.8g)
   マアジ
Trachurus japonicus (Temminck and Schlegel, 1844)
 北海道〜九州までの沿岸域に分布。水深100m位までの水深で群泳する写真の個体は2022年12月9日に羽田空港のD滑走路周辺で採捕
   コショウダイ
Plectorhinchus cinctus (Temminck & Schlegel, 1843)
 千葉県外房、東京湾、相模湾〜九州南岸の太平洋沿岸に分布。成魚は最大で60cmに達する。体型は楕円形で側扁している。体色は淡い灰褐色で、暗褐色の斜めの帯が三本見られる。写真の個体は2024年10月3日に羽田空港のD滑走路周辺で採捕
   へダイ
Rhabdosargus sarba (Forsskål, 1775)
 太平洋側では宮城県以南に分布。性転換する。写真の個体は2024年6月14日に多摩川河口において三枚網で採捕(TL24.8cm、FL22.2cm、SL19.6cm、BW 258g)
http://tokyoto-naiwan.server-shared.com/hedai.pdf
   クロダイ
Acanthopagrus schlegelii (Bleeker, 1854)
 北海道南部、本州、朝鮮半島から台湾に至る東アジア沿岸域に分布。水深50m以浅の沿岸域に生息する。内湾域や河口の汽水域でも良く見られる。成長に伴って性転換する魚として知られ、雄性先熟である。写真の個体は2020年12月16日に羽田空港のC滑走路周辺で採捕
   キチヌ
Acanthopagrus latus (Houttuyn, 1782)
 クロダイに似るが、背ビレを除く各ヒレが黄色であることで区別できる。本州中部より南に分布し内湾の浅海に生息する。成長に伴って性転換する雄性先熟だが、キチヌの生態については不明な点が多い。写真の個体は2020年10月2日に羽田空港のD滑走路周辺で採捕。
   マダイ
Pagrus major (Temminck and Schlegel, 1844)
 日本の沿岸域に生息する。写真の個体は2023年8月8日に羽田空港Cラン東側で採捕。尾叉長11.9cm、体重38.8g。
   ニベ
Nibea mitsukurii(Jordan and Snyder, 1900)
 日本の東北以南の浅い泥砂に生息する。鰾は煮詰めて粘着力が強い膠を作る。釣り上げられると鰾を使ってグーグーと鳴く。無愛想な様子を表す「にべもない」という慣用句はニベに由来する。写真の個体は2021年12月14日に羽田空港のD滑走路周辺で採捕(TL34.2cm,BW490g)。
   シログチ
Pennahia argentata (Houttuyn,1782 )
 東北地方以南に分布。産卵期は5~8月で多毛類や甲殻類を食べる動物食性である。鰓蓋の上側に黒斑があり、ニベと区別できる。東京内湾ではイシモチとも呼ばれる。写真の個体は2021年12月14日に羽田空港のD滑走路周辺で採捕(TL28.8cm,BW301g)。
   シロギス
Sillago japonica Temminck and Schlegel, 1843
 本州・四国・九州・沖縄に分布する。初夏のころが旬である。淡泊な白身で刺身、てんぷら、フライ等に利用される。写真の個体は2022年8月5日に三枚洲周辺で採捕(FL15cm,BW29g)。
   マゴチ
Platycephalus sp.2
 太平洋岸では宮城県以南の水深30mの以浅の砂泥地に見られる。高級魚とされ初夏の産卵前が旬。写真の個体は2021年12月21日に多摩川河口で採捕。
   イネゴチ
 Cociella crocodila (Tilesius, 1812)
 太平洋岸では宮城県以南の水深30mの以浅の砂泥地に見られる。マゴチに比べるとアジが落る。写真の個体は2023年8月9日に羽田空港周辺で採捕。全長49mm
    ヒイラギ
Nuchequula nuchalis (Temminck and Schlegel,1845)
 青森以南の日本各地に分布。内湾や汽水域に多く生息する。粘液を多く出すため扱いずらいが干物など食用となる。発光器によりお腹のあたりで光を発する。写真の個体は2021年6月3日に羽田空港C滑走路周辺で採捕
   アオタナゴ
Ditrema viride Oshima,1955
 青森以南の日本各地に分布。体色は銀色で、眼下に黒色斜帯があり、尻鰭基部が黒いことが特徴。内湾のアマモ場に多い。胎生で交尾による繁殖を行い、春に稚魚を数十個体産む。写真の個体は2013年6月18日に羽田空港C滑走路周辺で採捕(FL19.4cm,BW137g)。
   イソギンポ
Parablennius yatabei(Temminck and Schlegel)
 北海道から九州の各地沿岸に分布。頭部の皮弁が特徴。写真の個体は2020年5月19日に羽田空港C滑走路の東側で採捕
   ハタタテヌメリ
Repomucenus valenciennei (Temminck and Schlegel,1846)
 北海道から九州の各地沿岸に分布。写真の個体は2020年9月8日に多摩川河口で採捕
   ビリンゴ
Gymnogobius breunigii
 北海道から種子島沿岸部に分布。河口や汽水域に生息し、中層に分布することが多い。アナジャコが使わなくなった巣穴を利用して産卵する。
   マハゼ
Acanthogobius flavimanus (Temminck and Schlegel)
 北海道から屋久島に分布。内湾や汽水域の砂泥底に生息し、若魚はごく浅い海岸や淡水の川でも見ることがある。1年で成熟して産卵後に死んでしまうものと、成熟が遅く2年目で産卵して、死んでいくものとがある。写真の個体は2020年10月2日に羽田空港のD滑走路周辺で採捕。
   ヒメハゼ
Favonigobius gymnauchen (Bleeker)
 北海道以南、西表島の沿岸部に分布。内湾や汽水域の砂泥底に生息し、尾びれ基部にみられるY字型の黒斑が特徴。写真の個体は2020年9月8日に多摩川河口で採捕
   スジハゼ
Acentrogobius virgatulus(Jordan and Snyder, 1901)
 北海道から琉球列島に分布。体側中央に長方形の4個の黒色班、多数の輝青色小点が目立つ。写真の個体は2022年6月27日に羽田空港C滑走路周辺で採捕。
   アカオビシマハゼ
Tridentiger trigonocephalus (Gill, 1859)
 全長は10cm、北海道から九州までの太平洋沿岸、瀬戸内海まで分布し、中国、香港さらに船舶のバラスト水を介してカリフォルニアやオーストラリアの南西部にも分布している。生息域は内湾で、河川水の影響のない岩礁域の潮だまりや内湾域でみられる。頭部腹面に白色点がないこと、臀鰭の2本の赤色縦線が特徴。写真の個体は2021年2月8日に羽田空港のD滑走路周辺で採捕。
  アカカマス
Sphyraena pinguis Günther, 1874
 日本では北海道から九州、沖縄まで分布する。最大で40cmほどに成長する。本カマスとも呼ばれ味が良く、近年は生食されるようになり鮮度のいいものは高価。東京都内湾では秋口から初冬の頃に刺網により漁獲され、江戸前のアカカマスは脂の乗りもよく高値で取引される。写真の個体は2024年8月27日に羽田空港のⅮ滑走路周辺で採捕(FL16cm,BW27g)。
    ヒラメ
Paralichthys olivaceus (Temminck and Schlegel, 1846)
 千島列島以南の日本各地、東シナ海、南シナ海に分布。水深90m以浅の砂泥域に多く生息する。体長80cmになる大型種。高級魚として取扱われ、養殖されている。写真の個体は2020年6月19日に羽田空港のC滑走路周辺で採捕。
   タマガンゾウビラメ
Pseudorhombus pentophthalmus Günther,1862
 北海道以南の日本各地に分布。内湾性で水深100m以浅の砂泥域に生息する。ウロコがなく、有眼部の側線の背に3個の斑紋があるのが特徴写真の個体は2020年7月16日に羽田空港のC滑走路周辺で採捕
   メイタガレイ
Pleuronichthys cornutus (Temminck & Schlegel, 1846)
 北海道以南の日本各地に分布。内湾性で水深100m以浅の砂泥域に生息する。目の間に骨(目板)がありそれが名前の由来。写真の個体は2022年4月7日に羽田空港のC滑走路周辺で採捕
   イシガレイ
Platichthys bicoloratus (Basilewsky,1855)
 北海道以南の日本各地に分布。内湾性で水深100m以浅の砂泥域に生息する。ウロコがなく、名前の由来ともなっている石のような骨板があるのが特徴
   マコガレイ
Pseudopleuronectes yokohamae (Günther,1877)
 北海道以南の日本各地に分布。内湾性で水深100m以浅の砂泥域に生息する。カレイの代表種。写真の個体は2020年5月25日に三枚洲周辺で採捕。
   クロウシノシタ
 Paraplagusia japonica (Temminck and Schlegel,1846)
 太平洋沿岸では北海道南部から九州まで分布。内湾の砂泥域に生息する。古くはウシノシタと称されていたが、クロウシノシタに改名された。無眼側の背鰭・腹鰭は黒い。唇に髭がある。写真の個体は2021年12月20日に羽田空港のC滑走路周辺で採捕。
   オオシタビラメ
 Cynoglossus quadrilineatus (Bleeker1851)
 太平洋沿岸では神奈川県三崎三浦半島・相模湾〜九州南岸に分布。ウシノシタ科では最も大きくなる。鰓蓋が黒いのが特徴。写真の個体は2011年1月19日に三枚洲周辺で採捕。
   アカシタビラメ
Cynoglossus joyneri Günther, 1878
 太平洋沿岸では北海道南部から九州まで分布。浅い内湾に多く生息する。目がある上側はオレンジ色から赤味がかった茶色の斑点がびっしりとあり、有眼側に3本の側線がある。写真の個体は2020年9月8日に多摩川河口で採捕。
   ギマ
Triacanthus biaculeatus Bloch, 1786
 千葉県以南に分布。浅い内湾に多く生息する。背鰭と腹鰭に太くて固い棘がある。体表から粘液を多く出すためやっかいな魚。写真の個体は2021年7月2日に羽田空港のC滑走路周辺で採捕(TL14cm)。
  アミメハギ
Rudarius ercodes Jordan and Fowler
 房総半島に分布。浅い内湾に多く生息する。沿岸、内湾の岩礁の藻場などに生息する。体表は変異が多い。写真の個体は2024年5月8日に羽田空港のC滑走路周辺で採捕
   ヒガンフグ
Takifugu pardalis (Temminck and Schlegel, 1850)
 北海道以南の日本周辺に分布。目の周りが赤いため東京湾ではアカメとも呼ばれる。春のお彼岸の頃良く取れることが名前の由来。写真の個体は2022年12月6日に羽田空港D滑走路の西側で採捕(TL 15.2cm、BW 74g)
   クサフグ
Takifugu niphobles (Jordan & Snyder)
 北海道道南から沖縄までの沿岸などに分布し、浅い岩礁・砂地・汽水域に多く生息。体長は10-25cm程度、フグ毒が含まれるが筋肉の毒性は弱く、ふぐ調理師が処理したものなら食べることができる。味は淡泊で美味である。背中は暗緑褐色で丸い小白点があり、腹面は白い。写真の個体は2020年10月2日に羽田空港のD滑走路周辺で採捕(TL14.8cm,BW65g)
   トラフグ
Takifugu rubripes (Temminck and Schlegel, 1850)
 北海道以南の日本周辺に分布。食用フグの代表種で高値で取引されている。近年東京湾で多くみられるようになっており、神奈川県水産技術センターが2004年から放流していたトラフグ種苗が再生産し定着したとも言われている。写真の個体は2020年7月16日に羽田空港のC滑走路周辺で採捕。
 参考資料 ・ぼうずコンニャクの市場魚貝類図鑑.https://www.zukan-
bouz.com/,(参照2022-10-8).

・『フリー百科事典 ウィキペディア日本語版』..https://ja.wikipedia.org/wiki/,(参照 2022-10-8)